さめうら荘
四国の河川の下流域にあり日本一の貯水率を誇る早明浦ダム。その早明浦ダム湖のほとりに建つ観光交流宿泊施設さめうら荘が平成30年12月に新築リニューアルオープンしました。
さめうら荘は、早明浦ダムのほとりに建つ宿泊施設だ。「土佐町青少年の家 さめうら荘」として、この地で45年前から営業を行なっている。建物の建て替えを行い、平成30年12月にリニューアルオープンを果たした。
嶺北産の木材を使った館内は温もりに包まれていて、落ち着いた雰囲気。客室は16室で、全室レイクビューという贅沢な造りになっている。リニューアルを機にお客様からの問い合わせも増え、県内外から連日多くのお客様が訪れている。また、地域の特産品であるブランド牛「土佐あかうし」を食べに訪れるレストラン利用客も多く、土佐町の食材をふんだんに使った料理が人気を博している。「食」と「住」で来るものをもてなしているさめうら荘。来年にはさらなる展開が待っている。
令和2年8月に、さめうら荘に隣接する土地に「(仮)湖の駅」がオープンする予定となっている。この施設では、レンタサイクルやカヌーの利用ができるような計画がされていて、自然環境の中で楽しむアクティビティを目的に訪れる観光客の増加も見込まれる。
企業からのメッセージ
当施設は宿泊施設と館内は地元れいほく産の木材をふんだんに使い雰囲気づくりにこだわった内装で、宿泊施設客室は全室レイクビューとなっており、広大な湖面を望むことができます。
また、屋外テラス付きのガラス張りレストランでは、土佐町が誇る土佐あかうしのステーキや早明浦ダムを模したダムカレーなど地元食材を使用した「さめうら荘ならでは」のメニューを提供しています。地元食材を活用した料理作りやおもてなしにより、訪れた方への満足度をさらに高めるため、私たちとともに働く仲間を募集しています!詳しくは求人情報をご覧ください。
企業基本情報
会社名 | さめうら荘 |
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業種 | 小売業、飲食業、宿泊業 |
設立 | 2013年4月 |
代表者 | 土佐さめうら企業組合 代表理事 髙橋豊明 |
事業内容 | ・宿泊、飲食施設の運営管理 ・売店の経営 |
本社所在地 | 高知県土佐郡土佐町田井146番地1 |
私と仕事
リニューアルから1年。土佐町唯一のホテルスタイルの宿
さめうら荘は土佐町内で唯一、ホテルスタイルで営業する宿泊施設だ。嶺北産の木材をふんだんに使った館内は温もりを感じる造り。全16室の客室は、洋室が2タイプ14部屋、和室が2室準備されている。客室内に配置されたシンプルな家具は、ホテルのスタイリッシュな雰囲気にマッチしていて、細部にまでこだわりを感じる。明るく気持ちよく過ごせそうな室内だ。
お客様が、まず客室に入って喜ばれるのが全客室から見渡せるさめうら湖だろう。紅葉の時期には、木々が黄色やオレンジに染まり、湖や空の青とのコントラストもまた美しい。
宿泊されるお客様は、全体的にはシニア層が多く訪れているというが、平日にはビジネスマンや若者グループでの利用もあるそうだ。だが、何と言っても宿泊業の繁忙期はGWと夏季。その時期には旅行や帰省で土佐町を訪れた家族客の利用が多く、とても賑やか。リニューアル前からこの時期は多くのお客様に利用していただいていたが、リニューアルしてそれ以上の反響をいただいている。お客様をもてなす側のさめうら荘スタッフもフル稼働で対応している。
ホテル部門はフロントと清掃、レストラン部門は調理とホールの大きく4つの部門に分かれている。繁忙期には、お互い忙しい時間帯には助け合いながら対応しているという。未経験からスタートしても、導入研修やOJTでさめうら荘での接客を学んでいくので安心だ。リニューアルから1年を経て、スタッフ同士の連携は徐々に取れてきたように感じているという。しかし、やはりまだまだ十分に行き届いていないところもある。それは、さめうら荘のPRだ。「今後は、積極的に情報発信を行い、さめうら荘にお客様が訪れるきっかけづくりを行いたいです。」と中村副支配人は語ってくれた。
私と仲間
土佐町の魅力を伝える
リニューアルオープンから1年。この1年は、忙しく走り抜けた1年間だ。走り抜けてこられたのは、一緒に働くスタッフがいたからに違いない。そんな同志とも言えるスタッフは、実はほとんどが宿泊業未経験だ。「支配人も宿泊業未経験からスタートしました。みんなで助け合いながら、お客様に喜んでいただけるおもてなしを目指しています。」と中村副支配人は言います。
さめうら荘への入社後は、導入研修を経てOJTで接客を学んでいくという。宿泊からレストランと業務が多岐にわたるため、覚えなければならないことも多い。一通り業務を覚えたところで未経験者がまず当たる壁は、観光案内だ。宿泊という業種から、地元の見どころなどを聞かれることも多々ある。しかし、地元で暮らしている人は、意外にも地域の魅力に気づきにくいもの。中村副支配人も、最初はお客様に質問されてもなかなか答えられなかったという。お客様との会話や地域情報の収集を通して、段々と地域のことに詳しくなっていったそうだ。さめうら荘で働くことで、地域外から訪れたお客様と接し、地域の魅力に改めて気づけたというスタッフの声も珍しく無い。今では、四季折々の土佐町の魅力、嶺北地域の魅力を、自信を持ってお客様にご案内している。
宿として、レストランとして県内外から訪れるお客様を受け入れているさめうら荘。土佐町の魅力が詰まったこの施設が2年目を迎えてどのようにパワーアップしていくのか、楽しみだ。「(仮)湖の駅」がオープンする夏には、多くの家族連れや友達グループ、カップルなどが訪れ、一層賑やかになることだろう。またその時には、町内で体験できるアクティビティの情報など、お客さんの要望に合わせてカスタマイズした情報提供が必要だ。今後も、さめうら荘ではお客様の喜ぶ顔を思い描いて、お一人お一人お迎えしていく。
私と地域
地元の美味いが揃ったレストラン
さめうら荘といえば思い浮かぶのが、自慢の土佐あかうし。年間出荷量が約470頭と超希少な、高知県産の褐毛和種だ。土佐町は、その「幻の和牛」といわれる土佐あかうしの県内一の産地なのだ。土佐あかうしは赤身とサシのバランスがよく、肉本来の美味しさを味わうことのできる肉としてその評価は高い。この土佐あかうしを味わおうとレストランを訪れるお客様は多い。中村副支配人は「お客様の期待に応えるため、できる限りお肉の在庫を切らさないように努めています。」と言うが、それでも年に何度かは入荷できないことがあるという。地元であっても安定的な入荷は難しい。それほどまでに希少がお肉なのだ。
土佐あかうしの他にも、地元産のお米や山菜、季節の野菜がふんだんに使われた料理はどれもお客様に好評。大川村の土佐はちきん地鶏を使ったメニューや、土佐あかうしで出汁をとった「ダムカレー」など、地域の産品と特色を生かしたメニュー作りに取り組んでいる。腕を振るうのは、土佐町出身のシェフ。食材の良さを生かしながら、最高の状態でお客様に提供されている。
また、食のイベントも定期的に開催していて、その時はさらに地元の食材にこだわり、土佐あかうしや野菜などの食材に加えて、普段はなかなか手に入らないという土佐町で造られたワインや日本酒も提供される。土佐町には明治期から操業を続ける土佐酒造がある。さらに、平成29年には高知県内で初めてとなるワイナリーが誕生した。そこで醸造された白ワインをさめうら荘のレストランでも飲むことができると言うものだ。肉や野菜だけではなく、ワインや日本酒まで地元産とは。土佐町の食材の奥深さには驚かされる。こうした企画には、地域外からだけでなく地域内からもお客様が訪れる。地域の方にとっても特別な楽しみとなっていることだろう。
ホテル・レストランスタッフ
土佐町に訪れた方への満足度をさらに高めるため、さめうら荘スタッフと一緒になって盛り上げてくれるスタッフを募集しています!
仕事内容
ホテルスタッフ、レストランスタッフ
雇用形態
正社員、アルバイト
応募資格
学歴・職種経験・業界経験不問
勤務時間
8:30~21:00(うち休憩2時間)
残業時間:月平均40時間程度(通常時)
給与
経験などによります。
詳しくはお問い合わせください。
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