大川村の山林を中心とした森林組合です。林業作業現場に従事していただける方募集しております。地域林業の担い手として、熱意と前向きな姿勢で取り組んでいる組合です。

大川村は、周囲を1,000m級の山々に囲まれ、面積の94%が森林に覆われている県内有数の森林地域。古くから村の基幹産業として林業が栄えてきた歴史がある。そんな村で、昭和27年に設立されたのが大川村森林組合だ。大川村の山林を中心に、苗木を植える「植栽」、道刈りや下刈りなどの「草刈り」、スギやヒノキなどを切り出して山から運ぶ「伐採搬出作業」などを行なっている。そのほかにも地域の環境整備や林業物資の販売などを行うなど、地域に密着した活動を行っている。
大川村は「100年後も村を支える森づくり」を掲げ、村有林化を進めて林地を集積し、長い目で成長していける林業の仕組みづくりに取り組んでいる。木材の搬出による収益化はもちろんのこと、森林に囲まれた大川村だからこそ取り組まねばならない理由がある。健全な森林を保全することで、水源の確保や、土砂崩れなどの防止にも繋がることからだ。適切に手入れがされた山林を増やし、大川村の自然環境を守るために森林組合の果たす役割は大きい。

企業からのメッセージ
当組合は、林業作業現場に従事し、植栽、草刈り等の手入れをしながら、健全な木を育て、伐採搬出し販売まで行っています。また、地域の環境整備や林業物資の販売等も行っております。全社員10名の組合ではありますが、地域に密着したた活動を行っています。
社員の男女の割合は8：2で、作業班が2班あります。業務拡大に伴いともに働く仲間を募集しています。

山師はオールマイティ

森林組合が扱う仕事は村有林が多い。そのほかにも請負で近隣の町村の山に入ることもあるという。現在は林地の調査や、皆伐などをベースに業務を行うというが、現場での仕事はやはり体力勝負。険しい山道を登った先に、その日の現場があることもしょっちゅうだ。足腰は強いに越したことはないが、現場に入っているうちに鍛えられ、山道の歩き方も身についてくるという。
林業現場へは、3人で構成された班ごとに入る。班は基本的に固定で、幾つもの現場を通してチームワークを築いていく。危険も隣り合わせとなる現場のため、しっかりとした絆がなければ難しい仕事だ。そのためにはコミュニケーションがとても大切。お互いに心を開いて信頼関係を築くことが重要だ。そのほかにも、3人という少ないチームだからこそ、受け身ではなく自分で考えて行動することが求められる。そんな積み重ねを通してチームワークが形成されていくのだ。
また、大川村森林組合では少数で業務を行なっているため、一人一人の業務範囲は広い。林業の技術はもちろん、書類作成などの業務もこなさなければならない。学ぶべき範囲は広い。
一見、現場もして書類作成もしてと、業務量が多いように感じるかもしれない。しかし、決して忙殺されるような忙しさではないという。自然の中でする仕事のため、夕方暗くなるころには作業を終えなければならないので残業は発生しないし、土日祝日はお休み。家族との時間を大切にした働き方が可能だ。

家族のような仲間とともに

職員は10名、そのうち作業スタッフは8名。ベテランからこの春に入った新人まで、20代から50代後半までという幅広い年齢層で構成されている。春に入った新人職員の松浦さんは、山の仕事は未経験。指導員がつき、毎日山に入って一から学んでいるところだという。さらに、この松浦さんは、高知市から大川村に移り住んできた方。今ではすっかり馴染んでいる。
森林組合の職員もそうだが、地域全体がまるで家族のような関係なのだ。これまで連綿と引き継がれてきた大川村の文化が、助け合いの精神を育み築かれているのだろう。

地域に愛される森林組合に

事務所で働く近藤さんは大川村の出身、橋田さんは隣接する土佐町の出身だ。二人とも、一度ふるさとを離れ、高知市内で働いた経験があるという。特に近藤さんは、この春に大川村に戻ってきたばかり。「地域の人は、よく知っている人ばかり。休みの日に会うこともしょっちゅうです。」と言います。橋田さんも「人間関係が狭くて、その分ぎゅっと濃厚。仕事とプライベートという風に切り離すことは難しい。」と、その濃密さが心地いいと言います。ここでの暮らしは「田舎に移住してひっそり暮らしたい」というような理想とは、真逆かもしれない。濃密だけれどもべったりではない、一定の距離感を保った心地よい関係性というのは、ここにどっぷりと入った者にしか分からないのかもしれない。

そのほか、森林組合の事務所は地域の方の社交場のようになっており、朝や夕方など職員以外の人もたびたび訪れる場所になっている。「ここにいると、地域の人が「顔を見にきたで。」と寄ってくれて、一日ヒマしません。」と橋田さん。時折、そんな他愛も無い話をする中で、所有林に関する相談があったり、庭木のことで相談があったりする。まさに地域密着で村民に寄り添う森林組合なのだ。

林業に興味がある方、熱意を持って前向きな姿勢で取り組める方を募集しています！　　

仕事内容
林業作業現場で、植栽、草刈り、伐採搬出等

雇用形態
正社員

応募資格
高校卒業以上
職種経験・業界経験不問
普通自動車免許必須　普通自動車免許（AT不可）必須

勤務時間
8:30～17:00（うち休憩2時間程度）
基本的に残業はありません。

給与
日給　7000円～（経験による）
最初の半年間は臨時雇用となります。半年後月給制になります。

昇給・賞与
昇給：あり（実績による）
賞与：年2回（業績・評価による）

休日・休暇
土日祝
年末年始(12/29～1/3)

諸手当
【通勤手当】毎月当社規定により24,400円まで（上限あり）
【手当】配偶者手当、子供手当
※支給条件あり／規定に基づき支給

福利厚生
健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険　他
【その他制度】退職金制度、有給休暇、退職金共済、育児・介護休暇　あり

その他
マイカー通勤可
無料駐車場あり

初めは現場作業を覚えながら、徐々に業務に慣れていただきます。
事務作業の見積り、補助金申請、森林経営計画作成等も徐々に幅も広げていただけたらと思います。